新技術は生産コストに見合うか
バイオメディカル製品に関する研究とは異なり、食品工業や化学工業の新たな生産プロセスには、製品の収益性に対してよりいっそう厳しい制限があります。
以前わたしは、このプロセスが大規模に実施する価値のないことを示唆しました。
原料と細菌培養装置に多大のコストがかかるので、最終製品の価格が従来の化学プラントで生産したときの価格よりも高くなってしまうからです。
つまり、何十万ガロンもの細菌培養液を正しい温度に維持しつつ、的確な通気と撹挫を行いながら循環させて、製品を効率よく取り凪すには、多数の複雑な装置が必要なのです。
したがって、遺伝子操作した細菌を利用する方法が、従来法に比べて格段と進歩したものでないかぎり、組換えDNAの科用は、ほとんどの企業が手を出せない、技術の粋をこらした贅沢品となってしまうでしょう。