遺伝子工学の応用 4
この分野へ遺伝子工学を応用したときの予期せぬ利点の1つは、食品中の「天然にはない」化学添加物の数が減るということです。
現在、食品に風味を添える香味料には、化学工業製品が使用されている例が多いです。
これは、香味料となる天然物質が高くて使えないからです。
遺伝子操作した細菌により天然物質をもっと安くつくれるようになれば、健康面の利点だけでなく、経済的なメリットも出てくるでしょう。
しかし、食品業界は保守的であり、日々の糧の生産に遺伝子工学のような新しい技術を取り入れることは、市場取引に何らかの問題を投げかける可能性もあります。
この分野でも、バイオメディカル製品と同様に、安全ヒの配慮が必要になってくるだけでなく、同じような技術上の問題が出現する恐れもあります。
しかし、遺伝子操作でつくり出した化学製品を肥料や家畜の飼料に使用することにとどめて、人間が消費しないように考慮すれば、このような問題の一部は解消するでしょう。